NISA(ニーサ)から『つみたてNISA』に変更 ~『つみたてNISA』は今NISA(ニーサ)をしている金融機関以外でもできる~

NISA(ニーサ)から『つみたてNISA』に変更

 

2018年1月からつみたてNISAが始まります。

金融庁の掲げるスローガン『貯蓄から資産形成(投資)へ』に力が入ってきました。

人生90年は当たり前、今や「人生100年」の時代です。
超高齢化、長生きすることがリスクとなった時代、皆さんは終わりを迎えるまでのお金をどう用意しますか?

老後の頼み綱は年金ですが、年金だけではとても今と同じような生活はできないと誰もが思われていることでしょう。

そうは思っていてもなんとかなると思っている人、今から将来に備えて少しでも資産を作らなければと思い、資産形成しながら税金の優遇が受けられる国の制度【NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)】を活用している人とでは将来の生活に大きな差がつくのは間違いありません。

さらにその優遇制度につみたてNISAが加わります。

 

 

NISA(ニーサ)とつみたてNISA、同じく少額投資非課税制度で似ているようで違います。
詳しい違いは「つみたてNISA(積立ニーサ)」とは?投資初心者に向いている⁈をご覧ください。

 

既にNISA(ニーサ)を活用されている方は、つみたてNISAも使いさらに資産形成されたいことでしょう。

どちらもいいので両方したいと思われるかもしれませんが、残念ながらその年に併用することはできないので、どちらかを選ばなくてはなりません。

現在NISA(ニーサ)を利用している方、又は口座開設していても活用していない人で来年からはつみたてNISAで資産形成頑張ろうと思っている方は是非知っておいて欲しい内容です。

 

 

2つの少額投資非課税(NISA)

種類 つみたてNISA NISA
利用可能年齢 国内在住の20歳以上 国内在住の20歳以上
非課税期間 最大20年 最大5年
ロールオーバー 不可
非課税枠(年間) 40万円 120万円
非課税枠(総額) 800万円 600万円
対象商品 長期・積立・分散投資に適したものとして一定の要件を満たす投資信託 上場株式、株式投資信託等
投資方法 「1ヶ月に1回」等定期的に一定金額で継続的な方法(積立投資) 制限なし
新規運用できる期間 2037年12月末まで 2023年12月末まで
途中売却 自由(売却部分の再利用はできない)
開設口座数 一人1口座 NISA(ニーサ)かつみたてNISAのどちらか
金融機関変更 年単位で変更可能
損益通算 特定口座や一般口座との損益通算はできない
その他 口座開設にはマイナンバーが必要

 

なぜ変更するのか?

つみたてNISAはNISA(ニーサ)と比べ少額から運用ができ、積立投資というリスクを軽減できる投資方法で資産形成ができます。
また非課税期間が20年と長期に運用でき、予めいい投資商品を選んでくれているところも魅力です。

NISA(ニーサ)は非課税期間が5年と短く長期の資産形成向きではなく、投資金額枠は120万円とつみたてNISAの40万円より多いものの、まとまった金額がないと運用できないというイメージもあり、毎月コツコツ少額貯蓄するのが好きな方にとっては馴染みにくい制度かもしれません。

中高年の方で老後資産形成が目的の為の積立をしたい方にはNISA(ニーサ)より適してます。iDeCo(イデコ)のように60歳まで引き出せないということもありませんので流動性もいいです。

20年間ですので老後資金でなく、教育資金という使い方もOKです。

一括投資となると購入時期や売却のタイミングが投資初心者には難しく、不安になるところでもありますが、つみたてNISAは名前のごとく積み立て投資なので商品価格が上がろうが下がろうが定期的に買うため価格の変動に不安になることもありません。

 

このようなことで、NISA(ニーサ)からつみたてNISAに変更される方は多いと思われます。

 

金融機関変更

 

NISA(ニーサ)口座をお持ちの皆さん、一度NISA(ニーサ)口座を作ると毎年最初作った金融機関でしか投資できないと思っていませんか?

毎年金融機関の変更は可能です。
ですから今NISA(ニーサ)をしている金融機関以外でもつみたてNISAができます。

少額投資非課税制度の(NISA口座)中にNISA(ニーサ)とつみたてNISAがあり、毎年どちらか一つを選べるということです。

 

金融機関選び大切

そしてどこの金融機関で口座を作っても変わらないと思っていませんか?
使い勝手、サービス、手数料、取扱商品が各金融機関によって違います。

銀行、証券会社、ゆうちょ?
最初NISA(ニーサ)口座を作った時、どの金融機関で作ろうかしっかり吟味されて開設されていればいいですが、ご相談に来られる方はそうでない方が多いです。

 

特につみたてNISAの場合は取扱商品をきちんと比べましょう。

なぜなら

つみたてNISA金融庁が決めた商品(2017年10月13日現在114本)にしか投資できません。そして各金融機関その決められた商品を全て取り扱うわけではありません。取り扱う数、商品が金融機関によって凄く違いますのでよく調べてから金融機関を決めましょう。

つみたてNISAの金融機関の取扱商品は、モーニングスターのつみたてNISA(積立NISA)総合ガイド金融機関比較で確認できます。

 

NISA(ニーサ)口座を初めて開設された際、銀行や証券会社の窓口、又は営業マンから”今キャンペーンで口座開設すると○○円もらえますよ”等のトークで言われるがままに口座開設した上に、”今この商品が人気なので購入して運用されると、利益が出たときにNISA(ニーサ)口座は税金がかからないのでお得ですよ”と、投資信託や株の商品もすすめれるがままに購入しませんでしたか?

 

そんなお任せでNISA(ニーサ)を始められた方は、今回のつみたてNISAは取扱商品、金融機関の使い勝手、サービスが自分に合っているかどうか確かめて始めてくださいね。

 

変更方法

確認したうえで今のままで金融機関を変えなくてもいい方でも、来年はNISA(ニーサ)からつみたてNISAに変更する手続きをしなければなりません。

2017年10月より変更手続きはできるようになっていますので、口座開設されている金融機関に問い合わせ、又はウエブサイトより書類(非課税口座異動届出書)を取り寄せて変更手続きをします。

2018年1月から直ぐつみたてNISAを始めたい方は、早めにされることをお勧めします。

 

そして違う金融機関に変更するとき、

来年はつみたてNISAにするならば、NISA(ニーサ)を現在の金融機関に自動継続しないという手続きをし、新たな金融機関で開設する手続きをしなければなりません。

 

 

2018年違う金融機関でつみたてNISAを開設

今NISA(ニーサ)をしている金融機関以外でつみたてNISAを開設するには、

例えば2017年A銀行のNISA(ニーサ)口座で運用をしていて、2018年はB証券でつみたてNISAしたいを場合

 

A銀行に来年は違う金融機関で口座を持ちたい旨を伝え、勘定廃止通知書をもらい手続きします。
そしてB証券に勘定廃止通知書とつみたてNISAの口座開設届出書を提出します。

早ければ2~3週間後には口座開設の通知が届きます。

出典:日本証券業協会 金融機関の変更手続きより

 

詳しくはNISA口座の金融機関の変更にあります。

 

変更するとA銀行の口座が閉鎖になるので、今までNISA(ニーサ)で運用している商品は売却しないといけないのか?続けられるのか?と不安になりますが大丈夫です。A銀行で運用しているNISA(ニーサ)口座の商品はそのままA銀行で保有できます。

 

5年後のNISA(ニーサ)のロールオーバー(継続運用)

そしてNISA(ニーサ)の非課税機関は5年間です。5年後もA銀行のNISA(ニーサ)口座で続けて運用したければ、5年後またA銀行でNISA(ニーサ)口座を開設し継続運用(ロールオーバー)することができます。

同じ金融機関でないとロールオーバーできませんので、5年後つみたてNISAをしているB証券に移したいと思ってもそのまま移せません。

NISA(ニーサ)口座の処理

 

つみたてNISAに変更後のNISA(ニーサ)の処理悩ましいです。

2018年NISA(ニーサ)からつみたてNISAに変更される方は気をつけてください‼
2014年から始まったNISA(ニーサ)は2018年で非課税期間が終了となります。

2014年分でNISA(ニーサ)を活用している方たちにとって2019年は節目の年になります。
そのまま2019年つみたてNISAにするかNISA(ニーサ)に戻すか?

2014年に始めたNISA(ニーサ)を非課税枠で運用し続けたいと思われる場合、2019年は再度NISA(ニーサ)口座に戻さなければロールオーバー(継続運用)できません。

先ほどもお話ししたように2018年につみたてNISA口座に変更したのを又NISA(ニーサ)口座に変更、それも2014年分のNISA(ニーサ)がある金融機関に変えなければいけないのです。

 

2019年NISA(ニーサ)に変更すると、せっかく始めた積み立て投資、継続投資が非課税枠でその年でできなくなります。
悩ましいところです。

つみたてNISAを始めるのなら、目標を長期継続で少し遠い将来のための資産形成と定め、継続投資を重視してNISA(ニーサ)の方は5年後利益が出ていればいったん売却といった考え方もあります。

2014年だけではなく、2014年から2017年までNISA(ニーサ)を利用されている方はその年ごと考えなくてはいけません。

 

まとめ

NISA(ニーサ)から『つみたてNISA』に変更もいいでしょう。
『つみたてNISA』は今NISA(ニーサ)をしている金融機関以外でもできます。

年ごとに金融機関の変更、NISA(ニーサ)、つみたてNISAへの変更も可能です。

つみたてNISAができたことで、『投資』での資産形成の方法の選択肢が広がってきました。
様々な資産形成の方法の中からご自分に合った方法をを選ばれてください。

方法は一つだけとは限りません。
しかし複数するときは管理をしっかりしましょう。NISA(ニーサ)のように5年の非課税期間終了の時期を忘れてしまう可能性やその後の運用の仕方、それに投資となると運用状況の定期的なチェックもしなければなりません。

そして今の時代、口座管理の際はID,PWが必須です。
資産表、ID,PWの一覧を作り自分で管理しやすいように、またもしもの時も対応できるようにしておきましょう。

国の優遇制度つみたてNISAを使いお金に悩まされない生活を手に入れましょう。

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