確定拠出年金で損してしまいました!

 

確定拠出年金で損した?

企業型確定拠出年金に加入されていた61歳男性

60歳の定年を迎えられ一時金で受け取ったが、元本割れして”確定拠出年金で損した”と言われる方のご相談でした。

「お金を殖やす方法を教えてください」との事

 

なぜ確定拠出年金で損したのでしょう?

この方の話を聞くと2008年9月に起きたリーマンショック時、それまで株式中心の投資信託で運用されていたそうですが、株価がすごく下がりとても心配になったそうです。

 

底値では手放さなかったけれどもすこし値上がりした時点ですべて売却、元本確保型の定期預金に移し変え、その後の積み立ても全て定期預金で行ったと言われてました。

 

2001年10月から始まった確定拠出年金制度(DC)、この約16年間には世界経済を揺るがす出来事が様々おきました。

2001年9月のアメリカの同時多発テロ直後に始まり、大きなところで2008年のリーマンショック、2010年ギリシャ危機、株式市場は大きく変動しました。

 

実はその間毎月コツコツと『積み立て投資』を一喜一憂することなく続けてきている方は損していないのです。

その方が言われるには、「同じように積み立てていた同僚は、リーマンショックの時も”ほったらかし“で何もしなかったら凄く利益を出していた」と、自分も”ほったらかし“しておけばよかったと後悔していらっしゃいました。

 

ほったらかし“の方が殖えるなんてどういうこと?

 

ただ毎月決まった金額を運用商品に積み立てることによって、長期(10年以上)保有すると驚きの結果が出る、これが確定拠出年金の積み立て方法である『積み立て投資』の凄いところなんです。

 

『積み立て投資』とは?

投資信託の価格は上がったり下がったり必ずします。下がった時に元本割れすることが恐ろしいので、殖えないとわかっていても預金だけで運用している方が多いことでしょう。

特にこの方のように一度下落時を経験してしまうと変動する商品には手を出したくなくなります。

 

しかし実は価格の変動に一喜一憂せずに、積立、分散投資を長期で行うと皆さんが怖がる元本割れの可能性が低くなります。

 

これは金融庁の資料です!!
下図のように20年『積み立て投資』すると元本割れのリスクが軽減されています。

地域、資産を分散して『積み立て投資』を行った場合の運用成果の実績【保有期間別(5年、20年)】⚠1

出典:金融庁つみたてNISA早わかりガイドブックより

⚠11085年以降の各年に、毎月同額ずつ国内外の株式・債券の買い付けを行ったものです。各年の買い付け後、保有期間が経過した時点での時価をもとに運用結果及び年率を算出しています。これは過去の実績をもとにした算出結果であり、将来の投資成果を予測・保証するものではありません。

 

⚠1過去の実績であって将来を保証するものではありませんとで書かれているように、

『積み立て投資』は長期にわたり行うと絶対とは言えませんが、お金を殖やせる方法であることは確かです。

 

だから同僚の方は”ほったらかし“で殖やせたのです。

 

定期的に一定金額ずつ積み立てし、長い時間をかけて時間を分散して投資をすることで賢い資産形成ができます。
この方法はドルコスト平均法とも言われています。

 

ドルコスト平均法

例えば下の図を見てください。
ある株式の投資信託を一株ずつ定期的に買うAさんと、1万円ずつ定期的に買うBさんがいたとします。

投資信託の価格は毎回変動します。
二人とも4回購入し、価格が8,000円の時売却すると、

Aさんは使った金額33,000円、取得株数4株、売却した時32,000円、1,000円損しました。

Bさんは使った金額40,000円、取得株数5.25株、売却した時42,000円、2,000円得しました。

 

これはどうしてかというと量が違うからです。
Bさんは価格が5,000円に下がった時株の量を多く取得出来ました。

 

投資の成績=×価格

 

『積み立て投資』の成績はこの量をどれだけ積み上げられるかで決まってきます。

皆さんは1万円で売っていた投資信託が5,000円に下がった時買えますか?まだ下がるかもしれないし、この商品大丈夫かなぁと不安でなかなか買えないと思います。

 

しかし『積み立て投資』は、価格が上がろうが下がろうが定期的に一定金額ずつ買い続けていくので価格が下がった時、量をしっかり増やすことができます。皆さんが怖がる下がった時が量が増やせ『積み立て投資』には凄くいいのです

 

 

定期的に一定金額ずつ買うことは、安いときにはたくさん買い、高いときには少し買う事ができ、量を積み重ねていける。この様に4回の投資の場合でも利益を得ることが可能な場合もある。ということです。

 

この買い方を長期に行えば更にリスクを軽減し利益を得る可能性が高くなる、それが『積み立て投資』です。

『積み立て投資』が長期的にしかも利益が非課税でできる制度が確定拠出年金、iDeCo(イデコ)なんです

そして来年から始まるつみたてNISAです。

 

 

お金を殖やす方法

この方はこの『積み立て投資』の内容をよく理解していれば下がった時がチャンスと思い移し替えず、今頃大きな利益をてにしていたのに、確定拠出年金を始める時に教えてもらいたかったとおしゃっていました。

 

買うタイミングを迷わない
“ほったらかし”でも大丈夫
毎月少額からコツコツ無理なく積み立てられる
下がっても怖くない投資

『積み立て投資』こそが

「お金を殖やすいい方法」だとお答えしました。

 

60歳を超えている方は確定拠出年金はできませんので、
『積み立て投資』をするなら来年から始まるつみたてNISAがあります。

 

こちらの記事を読まれてみてください。
「つみたてNISA(積立ニーサ)」とは?投資初心者に向いている⁈

 

 

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