老後資金の不安を解消する3つの事【2.自分の将来の年金額】

 

前回、親の時代と違い今はお金を貯めるには厳しい時代です。とお伝えしました。

老後生活費どうしたらいいのかと不安になりますが、生活保障としての老齢年金があります。年金制度が現状のままかは不透明ですが、年金財政は半分は税金で賄われている為なくなることはありません。

先ずは現状、自分の年金額を知り足りない分を今から蓄えていくことから始めて老後資金の不安を解消しましょう。

 

将来の年金額を知る方法

 

自分がいくら年金をもらえるのか、即答できる方はあまりいらっしゃらないと思います。

みなさんは今まで、何年間、いくら年金保険料を納めているかご存じですか?日本年金機構より毎年お誕生月に送付されてくる「ねんきん定期便」を見ればそれがわかります。

「ねんきん定期便」から将来の年金額を知ることができるのです。

たぶん見ないで放置しているか、よくわからずさらっと見ている程度だと思いますのでよく見てみましょう。

 

「ねんきん定期便」から年金額を知るには

 

先ずは「これまでの年金加入期間」を見ます。

年金受給のためには

老齢基礎年金:原則25年(300か月)以上の加入期間が必要

老齢厚生年金:老齢基礎年金の条件を満たしており、厚生年金に1か月以上加入が必要

 

ねんきん定期便は「50歳未満用」「50歳以上用」で年金額の記載が違います

 

50歳以上用

表面のチェック項目

  1. 「これまでの年金加入期間」
  2. 老齢年金の見込み額

2の「老齢年金の見込み額」が自分の将来の年金額です。ここには国民年金と厚生年金から支給される年金見込み額記載されています。

ここで注意しなければいけないことがあり

この金額は60歳まで現在の収入で働いた場合の「年金見込み額」になります。

仮に60歳までの間に給料が減ったり、増えたりすれば年金額は変わります。

一般にサラリーマンの年収のピークは50代前半です。定年が近づくと年収は減り始め、60歳を過ぎると定年からの再雇用になります。60歳までではなく再雇用で65歳まで働いて保険料を納付すれば、受取額も増える可能性があります。

今後の収入や働く期間によって将来の年金額が変わるので、毎年必ず定期便はチェックしましょう。

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( 表面)

 

裏面のチェック項目

「これまでの保険料納付額」、厚生年金保険または国民年金における最近の月別納付状況「過去一年の納付状況」を確認できます。FullSizeRender 1

(裏面)

50歳未満用

表面のチェック項目

  1. 「これまでの年金加入期間」
  2. 老齢年金の見込み額ではなくこれまでの加入実績に応じた年金額」が表示されています。

 

ここで大事なところは

見込み額ではなく今の時点で加入実績に応じて受け取れる年金額で、今後納付する分は考慮されていないところです。

何も知らずに見てしまうと、え、たったこれだけしかもらえないの?と

 

例えば、30歳の方なら20歳からの10年間しかまだ保険料を払ってないので、少ないのは当然なんです。これから60歳まで働くことによって、いくら年金額を加算できるかが重要です。

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 (表面)

 

「これまでの保険料納付額」、厚生年金保険または国民年金における最近の月別納付状況「過去一年の納付状況」を確認できます。

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(裏面)

 自分の将来の年金額出をしてみましょう!

 

老齢基礎年金

20歳から60歳まで、40年間の全期間保険料納めた方は65歳から 

780,100円(平成28年度)老齢基礎年金が支給されます。

 

老齢基礎年金は、約2万円が一年あたりもらえる金額です。

780,100円÷40年=19,502.5円(一年間の老齢基礎年金額)なので

 

老齢厚生年金

計算式

標準報酬月額(見込み)×5.481÷1000×厚生年金加入月数

※標準報酬月額は62万が限度

 

では実際に例を出して計算してみます。

 

今後の見込み年金額+現時点での年金額=将来の年金額

 

夫:39歳 会社員、現在の収入(標準報酬月額 28万)で60歳まで働く予定

妻:37歳 以前会社員として働き現在は専業主婦、今後も働く予定はない

 

60歳まで働くと、今後 255か月加入期間が増える

480カ月(40年間)-225か月=255カ月(21年3カ月)

報酬月額 28万円

 

今後の老齢基礎年金は ①約42万

20,000円×21年=420,000円

 

今後の老齢厚生年金は ②約39.1万

280,000円×5.481÷1000×255カ月=391,343.4円

(標準報酬月額×5.481÷1000×厚生年金加入月数)

 

今後の見込み年金額 約81.1万円(①+②)

現時点での年金額  約47.1万円(471,677円)

 

夫の将来の年金額

128.2万円/年 81.1万円+47.1万円

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60歳まで、今後老齢基礎年金のみ279か月加入期間が増える

480カ月(40年間)-201か月=279カ月(23年3カ月)

 

今後の老齢基礎年金は 約46万

20,000円×23年=460,000円

現時点での年金額  約48.1万円(481,925円)

 

妻の将来の年金額

94.1万円/年 46万円+48.1万円

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このご家庭の老後、毎月の年金額は約18.5万円(222.3万円/年÷12カ月)となります。

夫 128.2万円+妻 94.1万円=222,3万円/年

 

このようにして「ねんきん定期便」から将来の年金額を知る事ができます。

 

18.5万円老後夫婦二人で生活していくのに十分な金額でしょうか?

 

このご家庭が毎月28万で生活しているとしたら、約10万円ほど毎月足りません。

65歳まで生きた方はその後25年ほど生きられます。そう考えると

3,000万(10万×12カ月×25年)の老後資金が必要です。

 

生命保険文化センター 平成24年度「生活保障に関する調査」によると老後夫婦二人でゆとりのある生活をするためには、

35.4万円必要だそうです。

 

その場合このご家庭は、約17万円(35.4万円-18.5万円)毎月足りません。すると今度は

5,100万(17万×12カ月×25年)の老後資金が必要です。

まとめ

みなさんもご自身の将来の年金額を出してみて下さい。

きちんと将来の年金額をシュミレーションされたい方は、日本年金機構の「ねんきんネット」を利用されるといいと思います。

 

自分の将来の年金額を知ることで、老後お金がいくら必要かわかり、漠然とした不安が明確になります。そして老後資金が足りなければ、足りない分を作る目標を立てることによって老後資金の不安から解消されます。

 

次回は更なる不安解消のために、

老後資金の不安を解消する3つの事の3つ目

不足する老後資金をどうやって作るか?

お金を殖やす考え」についてお話をします。

 

 

  1. 「現在と親の時代の違い」に関する記事はこちら

 

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